こんにちは波田須です。伊豆半島の景勝地「城ヶ崎」海岸を歩きました。
  一読いただければ幸いです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2001.11.8
             「伊豆城ヶ崎」ハイキング
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーS.Hadasu
 
    日時  ：  2001年 10月  6日(土)   晴  夫婦で海岸ハイク

    新幹線４割引の日本往来切符(豊橋〜小田原) ＋ 伊東にある会社の契約保
  養所 ＝ 夫婦で歩くなら伊豆の大室山か城ヶ崎海岸。海か山か？ 大室山は
  転勤時に訪問済み、海に決める。

    豊橋駅で日本往来手帳を見せ箱根コースの切符を購入。旧東海道・箱根八
  里を歩くための切符だが、昨年実行済み(歩く旅ノートにも掲載)なので転用
  させて頂く。熱海まで新幹線、ＪＲ伊東線で伊東駅下車。

    城ヶ崎方面のバスは出た所。案内所の資料によれば電車の駅を発着するハ
  イキングも可能。コースは伊豆高原駅から海岸に下り、二つの海の吊橋(橋立
  吊橋〜門脇吊橋)を結ぶ遊歩道を歩き、城ヶ崎駅に至る約 10km。

    伊東駅から左半分が海向きシートの伊豆急行「リゾート２１」でオーシャ
  ンビューを楽しみ伊豆高原駅へ。詳しい地図を駅の案内所で入手。ペットボ
  トルを購入し 14:00 出発。所要時間(３時間半)を考えると城ヶ崎駅に着く
  頃は暗くなりそう。少々ピッチを上げる必要あり。

    城ヶ崎は大室山の噴火で流出した溶岩によって造られた海岸線。溶岩台地
  が断崖となって海に落ち込み「橋立、さいつな、とよ、いがいが根・・・」
  など見所(岬や入江)の多い伊豆半島屈指の景勝地。

    駅前から別荘地を下り、橋立吊橋に出て自然研究路(遊歩道)を辿る。

    断崖を降り橋立と呼ばれる岩礁に出て小休止。柱状節理が波蝕を受けて出
  来た自然の造形・亀甲模様が面白い。今日は３連休の初日、釣り人がくつろ
  ぎ岩礁は平和そのもの。

    遊歩道はマツ、ヤマモモ、ヤブツバキなどの原生林の道。途中には展望の
  良いテラスがいくつもある。切り立った断崖から下を覗くと紺碧の深い海に
  吸い込まれそう。

  「落ちたって知らないわよ」相棒の警告に耳を傾けながら写真を撮る。こん
  な断崖、映画のヒーローなら飛び込んでも、突き落とされても必ず復活する
  が僕は一介の中高年ハイカー、落ちたら一巻の終りデス。

    日蓮岬の下に俎岩。伊豆に流された日蓮上人が置き去りにされた岩の由。
  上人ゆかりの蓮着寺に参拝。本堂は海に向って建ち、広い境内はのどか。
  ダイビング施設のある海洋公園を通過、門脇灯台を仰ぎ見て吊橋を渡る。
  海岸から離れ、すっかり暗くなった桜並木を急ぎ城ヶ崎駅着 18:00。 

    アップダウンの多い橋立〜日蓮岬間(5km)は歩く人も少なく静かなハイク
  を楽しめる。平和な岩礁、断崖の海が印象的。温泉で疲れを取り明日は歴史
  の町・下田を散策する予定だが旅ノートはこれにて 完。
 
  追：橋立吊橋は高さ18m 長さ60m、門脇吊橋は高さ23m 長さ48m。荒波のつめ
      痕・海蝕洞に架けられたスリリングな橋。

  追：ゴールの城ヶ崎駅で飲んだヤマモモの缶ジュース、味は格別。

  追：イソギクが多いがまだつぼみ、伊豆七島は霞んで見えず。